排気設備はファンのコントローラーが出来るまでとりあえず放置ということで、本体側にも目を向けてみる事にしました。
まず、これまでの加工からX,Yの位置によって、切れ方の差がある事が気になっていました。
レーザー加工機は単純に言って
①Z軸に平行なレーザー
②正しく設定された焦点
が揃って初めて何とかなるはずです。①に関しては先日集中して調整をしたので現状は正しいとして、、、②は怪しいものです。
何せ中華製ですから
とりあえず、CNCステージのフレームとハニカム台が平行になっていない事はすぐに分かりました。早速分解して何処が悪いのか確認していきましょう。
とりあえず、ハニカムとその下の台を外すとこんな感じ。位置の基準は底面の鋼板ということにしましょう。
①底面とフレームY軸との高さ
左手前:109.75mm
左奥:109.20mm
右手前:110.2mm
右奥:109.6mm
②ハニカム台を支えている支柱の高さ
左手前:33mm
左奥:33.3mm
右手前:33.1mm
右奥:33.9mm
①‐②
左手前:76.75mm
左奥:75.9mm
右手前:76.3mm
右奥:76.6mm
とりあえず①の対策はフレームの本体への結合部分にゲタを履かせる事ですが、何を差し入れるかはちょっと悩みどころです。
②の対策は市販品の高ナットへ交換すればOKかと思います。
暫定的に全体の差のガラ付きが少なくなるように入れ変えて見た所、①-②のバラつきは0.3mm程度に収まりました。しかしながらハニカムが若干ガタつく点と、台の位置が下がったので焦点距離をあわせるためにヘッドの突き出しを増やす必要があるのですが、軸方向に正確にテレスコしないのでそもそも焦点が合わない可能性があります。
そな訳で、今後は①と②の対策を立てていく事とします。