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宮のレーザー加工所

レーザー加工機・3Dプリンタ・卓上旋盤・卓上フライスなどなど。。趣味で集めた機械での遊びを発信するブログ。工作機械全般の話になってきたので題名変更しました。

コンビ ハイローチェア スイング不具合の修理

ハイローチェアのスイング機能が動かなくなったので分解、確認する事にしました。中古で手に入れて、3人に使ったので十分頑張ってくれましたが、更にお譲りする事になったので掃除を兼ねたメンテナンスです。

 

座面の前側に4本、後ろ側に2本ネジがあるので外します。後ろはカバーが付いており、外します。カバーは樹脂爪なので少し慎重に外します。

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ネジを外すと座面ユニットを持ち上げて外せるようになります。座面ユニットはリクライニング機能までを受け持つ仕組みでした。座面を外すとスイング機構が現れます。白い枠がスライドします。中の機構はおもにアクチュエーターです。中心にあるのが電磁石だと思います。鉄の塊を引き寄せて揺れを作り出しています。動作音が静かなのも納得ですね。

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次に後ろ側のカバーを外します。ネジ4本で固定されています。

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平行に並んでいる金具と中央のシャフトを外すと、スイングユニットの土台となる白い枠を外す事が出来ます。

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白い枠の裏面にはバーコードの様な反射板がありました。
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反射板に向かうように配置されているのが反射型のセンサーになります。これの汚で読み取り不良を起こしていた様子です。アルコールで拭う事で改善しました。
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あとは、同じ手順で組み立ててお終いです。

 

不具合の理由としては家の大型超音波加湿器の出すミストの残留成分の付着と思われます。センサーが隠れた場所についていたり、異物混入には気を遣っていますが、ものすごく小さいため対応出来ません。恐らくこのシステムが開発された当時は家一軒を丸ごと加湿する超音波加湿器の発想は無かったのでしょう。

 

分解しての感想ですが、かなりの部材がねじ止めで、かつ無理なく脱着できるので修理がやりやすいと感じました。座面ユニットは子供が吐いてしまっても丸洗も大丈夫かと思います。また、全体に丈夫なので壊れそうにもありません。次のご家庭でも、その先でも活躍してくれるでしょう。

 

最後に、分解修理は自己責任でお願いします。