こちら付属の加工台なんですが、鉄のハニカムをアルミのアングルで囲う構造になっています。この加工台の問題点は以下のようになります。
①錆びる
②縁が使えない
③縁とハニカムに段差がある
特に②と③は大き目の物や加工機の加工範囲一杯の工作をするときに不便です。なぜなら、レーザー加工では裏面が抜けていないと熱がこもる為裏面の仕上がりば微妙になります。具体的には木材カットの時はヤニが裏面に付着します。プラスチックの場合溶けてしまうことがあります。
上記の問題を解決するために、剣山型の加工台を作製しました。
加工機の中に収めることが出来る最大寸法でシナベニアの板をカットします。これはホームセンターの加工サービスを利用しました。そこに15mm感覚で升目を書きます。この交点にそれぞれ釘を立てていくことにします。
次に縁をつくります。
釘はパックの物を使いました。当然長さのバラ付きが激しくそのままでは使えないので、実家の旋盤で頭を削って正確に45mmとした物を約400本用意しました。
あとはただひたすらに瞬間接着剤で接着していきます。
全部立て終わり、加工機に入れるとこのようになります。しかしこのまま運転すると突き抜けたレーザーで土台の木材が燃えてしまいます。
燃えられては困るので底面にコンクリートを流し込み固めることにしました。用意したコンクリートはダイソーで100円で手に入れました。前回の磁石といい想定外のものがあるのが素敵です。
流しこむのにあたり、規定の量だとかなり粘土が高いので”えいや!!”と3倍の水を入れた所シャバシャバにしました。正直固まるのかやばいかな・・・・と思ったのですが・・・・
なかなかどうして1日置くと固まりました。全く気遣わずに流し込んだので気泡タップリで見栄えは最悪ですが、実際に使ってみた結果問題なく加工できました。
そういえば昔コンクリートを流し込みやすくするために水を規定量よりも入れるシャブコンというモノが世間で問題になりましたね。。。。
かかった費用ですが
板:300円
枠の棒材:100円
釘:300円
コンクリート:100円
ざっくり1000円かからない程度で作ることができました。