動作確認の取れたDROを旋盤に組み付けていきます。意外とDROを取り付ける記事はデジタルノギスを改造するパターンが多いので、今回の記事がこの製品の取り付けの参考になれば幸いです。
①レールの取り付け。
まずは位置合わせをして、組み付け位置の狙いをつけます。
両面テープで仮止めして・・・
こちらは芯押し台側
こちらは主軸側
次にポンチ作業
穴は電動ドリルで十分あきます。
タップでM4をあけて
ネジ留め
もちろん主軸側もネジ留めします。
②往復台との結合
こんな感じで2つの金具を使ってDROのスライドと往復台を結合します。どちらもホームセンターで200円以下で購入できました。板厚は3.2mmでかなり厚めなので剛性があります。
大き目のL字アングルに必要な穴をあけて、、、(締めにくいのでキャップボルト推奨)スライド側は3.3mmを通し穴として、水平面になってる所は40mmピッチでM4のネジを切っています。
細めのL字アングルを皿ネジを使って固定します。
往復台とボルトで結合すれば完成です。
③作動確認
といっても暗くて見づらいのですが、、バイトがチャックの先端に当たるとこを0mmとして
一旦往復台を230mmほど移動させます
次に元の位置に戻すと-0.01mmを指していました。おおむね満足出来るレベルじゃないでしょうか?
とはいえ、今のところ往復台の早回しハンドルでの操作が不可欠で、精密な位置合わせが無理な状況です。簡単に0.1mmぐらい動くので。。。
刃物台の縦送りを使うとDROが狂うので使えません。近いうちに親ネジにハンドルを付けてそっちで正確な切り込み量を管理できるようにしたいと思います。
今回はZ軸でしたが、肝心のX軸は手つかずです。場所が狭く組み付けには工夫が必要なので良く考えて次回の記事にしようと思います。