IQライトという物を作ってみました。これはHolger Strom氏がデザインしたランプシェードで、同じ形状の部品を組み上げて形状を作る点に特徴があります。
まずは、近所のホームセンターでPPの板を買ってきます。板厚0.75mmしかなかったのでこれで・・・・表面がシボ入りで、裏面がつるつるです。
次に4等分します。私のレーザー加工機は加工範囲が狭いのでシート全体を投入できません。できれば部品取りの歩留まりも上がるのですが・・・・8枚のシートを作製し、1枚から4個の部品を取り出します。ぜんぶで32枚出来ますが、実際に使うのは30枚です。
切断にはハサミが便利です。プラスチックカッターなどもありますが、表面が滑って良くありません。溝を入れてもPPは強いヒンジ性があるのでパキっと折ることはできません。
とりあえず紙で問題なく板取が出来るか試してみます。
ついでに仮組みも・・・(本当は1段目は5枚いるのですが)
いざ本番。あとはこれを7回繰り返すだけです。
1段目は5枚を組み合わせます。1枚目が内面、2枚目が表面になります。
繋ぎ目の丸くなる所が印象的です。
2段目も5枚 3段目は10枚を組み合わせます。やっとこれで半球まできました。
4段目と5段目はまた5枚を組み合わせます。この写真は最後の1枚を組んでいません。
最後の1枚には電線を通すための穴を設けます。これも加工機でさくっと、、、
今回は6mmの穴をあけました。
こちらもホームセンターで購入したE26(普通の電球サイズ)ソケットです。
必要なリード線を残して短くしました。
先ほど穴を開けたピースにリード線を通し、目隠しのパイプとコンセントプラグを組み付けます。この状態のまま先ほどのランプシェードに組み付けます。
電気をつけると陰影がハッキリしてとても綺麗です。
多分ですが、、寝室のようなある程度広い空間で光量を落とした電球を使うと浮かんでいるようで綺麗なのではないでしょうか?
iphoneのカメラで明るいところを選択し、わざとホワイトバランスを崩すとこのような写真を撮ることが出来ました。製品のような写りで満足です。
今回は30枚を使いましたが、最小は7枚9枚から組み立てられるそうです。
組み替える形で徐々に紹介していければと思っています。