久しぶりにマトモ(?)な物を作ったのでブログを更新する気になりました。
現在ある物件をリフォームして引っ越しをする計画を進めているのですが、
外壁・屋根再塗装 クロス貼り替え 内窓完備 一部間取り変更・・・・とすすめていくとかなりの額になるんですね。新築の1/4ぐらいでしょうか。その打ち合わせの中で表札を自作で・・というふうになりました。
まずは材料です。近所のホームセンターの木材売り場で手に入れた板材です。きれいにカンナが掛かっているので平坦が出ています。上下端の部分は紙やすりの240番と400番を使ってサラサラになるまで削っておきます。横幅で300mm厚みは15mmぐらい。これで400円でした。
まず練習がてら端材に縮小したデータを彫刻します。
ヘッド速度とレーザー強度で仕上がりの印象が変わるのですが、350mm/sの20%程度を切ると線の部分で彫刻が不安定になることがわかりました。また200mm/s 40%ぐらいにするとかなり深く濃く彫刻できます。今回は妻のリクエストもあり350mm/sの25%で進めることに決めました。
また、加工中は木のヤニが蒸気となり周辺に付着するのでワークの表面はマスキングテープで完全に覆って汚れから守ります。
次に本番です。位置決めに注意を払い、約1時間かけて彫刻しました。
この加工機の心配はとにかく”中華=信頼性低い”ですね。無事に彫ってくれて安心しました。
あとはニスを塗って表面を固めます。そうしないと雨風で腐りそうですし、なにより触って汚れそうです。白っぽい木目と加工部の茶色のコントラストを生かしたかったので透明クリアを使いました。
仕上がりはこんな感じで。写真では伝わりにくいですがツヤツヤです。
また、加工部の木目が鮮やかな印象になりました。
このニスですが臭いは少なく。作業中に周りも含めて嫌な感じにならないのが良い感じです。乾燥は排気対策⑪ - 宮のレーザー加工所で紹介した排気フィルターボックスを
を活用しました。フィルターと排気ファンでかるく風のある環境でホコリを避けつつ乾燥させることができました。意外な使用法ですね!