レーザー管とCNCの動作が確認できたら、レーザーが加工物まで届いているか確認します。説明書にはデフォルトで集光できてるように書かれていましたが、レーザーを交換した事もあってか全くずれていました。
とりあえずレーザー経路の調整の手順は以下のようにするのが効率よさそうです。
新しく加工機を購入された方の参考になればと思います。
まずは、、レーザー経路について、下図は加工機を見下ろした時の模式図です。
レーザー管から近い順にA B C鏡というそうですね。まずはA鏡に付箋を貼ってレーザーを一瞬照射します。付箋は3,4枚重ねてやること、出力を極力絞ること、とにかく一瞬だけレーザーは当てること。相手が紙なのでうっかりすると燃え上がります。
付箋の焦げ目の位置をみて、A鏡の位置をY方向に調整します。焦げ目が鏡の中心にくるようにしましょう。高さ方向は多分ずれてないはずです。
次にB鏡に付箋を張り付けて、焦げ目の位置を確認します。この時Y方向にヘッドを動かし、A鏡に近い時と遠い時の焦げ目の位置関係はまず事象1になるはずです。この場合、レーザー光はY軸と平行になっていない事を意味しているので、A鏡を調整し焦げ目が1点に集まるようにします。
次は事象2のようになるはずです。これはB鏡のX方向の位置を調整します。これでB鏡の中心にレーザー光が来るはずです。
B鏡とC鏡の間も同じように進めます。
最終的にどの位置でもC鏡への入射位置が同じで極力鏡の中心になればテーブル上の加工対象に対してレーザー光が集光されるはずです。