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宮のレーザー加工所

レーザー加工機・3Dプリンタ・卓上旋盤・卓上フライスなどなど。。趣味で集めた機械での遊びを発信するブログ。工作機械全般の話になってきたので題名変更しました。

ボール盤DRO

 ボール盤を簡易DRO仕様にしてみました。 

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 使ったのノギスはAMAZONで購入した安い樹脂デジタルノギス。

せっかく購入したのですが、0.1mm単位なので若干失敗気味

 

主軸側はベアリングホルダー嵌めこむパーツを3Dプリンターで作成し、マグネットを仕込んで固定しています。そこにジョウの先端側をねじ止めしました。接着したくない一心でこの仕様にしましたが、ホースバンドあたりで締め上げる仕様にした方が良さそうです。

 

本体側の固定部ですが、主軸が近い為ボール盤本体に穴を開けたくなかったので、ネジを切った金属棒を両面テープで貼り付けて、グルーガンで全周を固める形にしました。そこに読み取り部をL字アングルでつないでいます。

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読み取り部側のジョウと、内径用のジョウの先端はカットしています。

また、尺の部分は150mmの長さだと若干長いので、50mmほどカットしました。尺の部分に測定用のパターンが入っているそうですが、カットしても動作影響はありません。

 

動作させた結果ですが、何度か主軸を上げ下げしても測定値がずれる事はありません。

両面テープで適当に固定している箇所もありますが、概ねちゃんと動いている様子です。あと、本体に付いている目盛はなかなか正確な事も判りました(笑)

 

ノギスの加工ですが、ステンレスのノギスはジョウの部分に熱処理が入っているので加工が難しかった記憶があります。カーボン強化樹脂のノギスで有ればカットも穴開けも簡単なので、今回の様な軽い工作にはもってこいです。

3Dプリンター計画

超久しぶりにSLAの方の3Dプリンターをメンテすることにしました。

制御基板を別の所に流用していたのでストップしていたのです。

 

まずは、ちょこっと部品を印刷して

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DLPプロジェクターの固定部を少し傾けることにしました。

これはプロジェクターの照射角度が10度ほど上向きになっている所を補正するためです。

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変な画像になってしまいましたが、画面の中心が期待できる位置にきました。

3色はRGBですね、プロジェクターのカラーフィルターとカメラのシャッター速度の関係が悪さしているのかと、、

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次にこのような部品を、、、これは昇降デーブルの部品にします。

樹脂は以前にも紹介したPETGです。以前はベッドを60度と紹介したのですが、今の季節は部屋が寒いためか80度まであげないと反りが発生します。

粘りも剛性も出るので、本当に使いやすい。

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こんな形でM5の寸切りボルトと一緒に組み上げています。

下側の黒部分がビルドプレート、まだ作動確認レベルなので

小さめに作っています。

昇降テーブルは磁石で固定しているので、作業が終われば簡単に取り外すことができます。

 

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テストパターンを照射するとこんな感じです。赤い光が美しい・・・(樹脂が硬化しないためですが、、)

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FL350 親ねじの軸受けを作り変え

FL350 SUPERの親ねじは両端をすべり軸受けで作られているのですが、今回はここをボールベアリング仕様に変更しました。

 

S35Cのブロックを加工して、写真のようにしました。

同時に親ねじの端部を加工して手回しハンドルを作成しました。

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親ねじの端末はギリギリで作成されているので、延長部品を作成し、

親ねじ端末に穴をあけて、嫌気性接着剤で固定しました。

また、それだけでは不安なのでピアノ線を打ち込んで固定しています。

 

LOCTITE(ロックタイト) ねじゆるみ止め用嫌気性接着剤 263 10ml 44129

LOCTITE(ロックタイト) ねじゆるみ止め用嫌気性接着剤 263 10ml 44129

 

 

ハウジング部分は下図のようになっています。押しナットと親ねじでベアリングを抱き込む構造にしています。これで親ねじの軸方向にガタをキャンセルできます。そのためボールベアリングを入れる必要がありました。

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ギアボックス側はこのような状態。プレートを支える部分としてジャーナルが必要なので今後追加します。

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上手く加工できるようであれば、手回しハンドルをステッピングモーターに変更して送り量を数値で管理できるようにしていこうと思います。

Inkscape→LaserDRW プラグイン

以前にも書きましたが、中華レーザーカッターは付属ソフトが貧弱なので、Corel DRAWに付属のCorel LASERプラグインを使わないと複雑な形状を加工することができません。しかしながら、対応のCorel DRAWは高価なソフトで、X3という古いバージョンを購入して、動くことを紹介しました。

ただ、少なくとも10000円以上必要で、日本語バージョンはまず出てこないものと思われます。また、環境差かもしれませんがWindows7に入れると異常に動作が重いものでした。

 

無理せずに安く済ます方法はないか・・・と思ってたところ、次のサイトを見つけました。

Laser Draw (LaserDRW) - Inkscape Extension

簡単に言うと、無料のイラストレーター的ソフトウェアのInkscapeを使って、付属のLaserDRW形式のファイルを生成するための機能拡張ソフトウェアです。

 

まずは上記のサイトからプラグインファイルを落とします。

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中身を解凍するとこんな感じです。とくにインストーラーとかはありません。このファイルを適切なフォルダに配置する必要があります。

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その場所は、Inkscapeを起動してからSHIFT+CTRL+Pで出てくるWindow>システム>ユーザーエクステンションに記載されています。

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上記の場所に対してファイルを移動した後、Inkscapeを再起動します。

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名前を付けて保存にLYZの設定が出てくれば準備完了です

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動作の確認をしてみましょう。まずはInkscapeに赤い線で形状を作成します。

ちなみに

赤い線はカット

青い線がベクトル彫刻

黒い塗りつぶしがラスター彫刻

になります。

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このファイルをLYZ形式で保存します。

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 LaserDRWで開くとこのようになります。

Inkscapeで初期設定されていたページサイズがそのままワークスペースに引き継がれており、このままでは上手く配置できません。

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そこで、Inkscapeの設定を見直します。

SHIFT+CTRL+Dからドキュメントのプロパティを呼び出し、

赤丸部分のプラスをクリックして画面を広げます。

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ページサイズを描画全体または・・・・のボタンを押します。

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ページサイズがデータに合わせて調整されました。

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LaserDRW側の読み込み結果もこの通り変わりました。f:id:knob_create:20170923203637p:plain

 

この方法を使えば1ステップ作業が増えますが、フリーソフトのみで複雑な形状の作業が行えます。安価なレーザー加工機に高価なソフトを組み合わせる必要はありません。

 

 

 

道具屋筋の変化

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大阪の難波に道具屋筋という場所があります。主に飲食系の道具屋なんですが。海外からの旅行者がたくさんいました。

 

15年くらい前、大学生してた時はあまり賑わってなかった事を思うと随分かわりましたね。

 

PETGフィラメントを使ってみました。

FDMの3Dプリンターですが、ABSの反りを解決できずに放置になっていました。

しかし、ちょっとした工作物を簡単に作る時、FDMが便利なのも事実です。

 

そこでABSに代わるフィラメントとしてPETGフィラメントを購入しました。 

造形条件と結果がこちら。40mm角の簡単な形状ですが綺麗にできています。

ノズルは240度 ベッドは60度 ブルーテープを貼り付けました。

更に倍ぐらい速度は上げられそうですが、表面が凸凹し始めるので品質と時間のバーターです。寸法精度はこの40mm角に対して±0.2といった所。

表面はツルツルした感じに仕上がります。ABSに近い感じです。。

層間の結合もきっちりしていそうです。

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大き目の造形物を作成しても全く反りません。ABSに対して非常に大きなメリットです。食いつきが良すぎて剝すのが大変な程。剝した後に歪むことはありません。

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一方、糸引きはABSよりも顕著です。PLAよりはマシなレベル。1枚目がリトラクション2mm、2枚目が5mmの設定です。改善の余地がありそうです。

 

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 上記製品と合わせて今のところ透明・白・赤・緑・グレーがAMAZONで購入できます。価格は1kgで4000円程、グレーだけ6800円。

1kgが2500円~3000円ぐらいのABSに比べれば高価なフィラメントですが、価値はあります。。

 

FUSION 360からDXFを取り出してCorelLASERのデータにする方法

世間のMAKERの中では3D CADと言えばFUSION 360が定番のようですね。

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遅ればせながら宮のレーザー加工所も使ってみることにしました。

当然ながら使用の目的はCorelDRAW X3にインポートして、カットデータにするため。当初は3D→2D図面→DXF→COREL DRAWの順序で行けば問題ないと思っていました。しかしながら、2D図面→DXFが見当たりません。DXFのエクスポートはサポートされているとの情報もありますが、それは3Dデータの事みたいです。

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ということで、色々と試してみたのですが、次のように行うとうまくいくことがわかりました。

 

①3Dデータを作成する

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②新しい空のスケッチを挿入します。

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③プロジェクトのコマンド選択

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④投影する面を選択→OK

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⑤スケッチへの投影図取り込みが完了

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⑥スケッチの右クリックからDXFエクスポートを選択

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COREL DRAW側への取り込み

スケーリングの選択をメトリックにしてOKを選択

 

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⑧取り込み完了

サイズが正確に反映されている事がわかります。

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この方法を見つけるまではPDFエクスポート→InkscapeでDXF変換と途中をかましていて、データ的にも不安定かつサイズも微妙に変わったりと宜しくない状況でしたが、今後は上記の方法で上手くいきそうです。