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宮のレーザー加工所

レーザー加工機・3Dプリンタ・卓上旋盤・卓上フライスなどなど。。趣味で集めた機械での遊びを発信するブログ。工作機械全般の話になってきたので題名変更しました。

Carbon社製の3Dプリンターを見て来た

只今公開中の3D PRINTING 2017で高速と評判の3Dプリンター、M1の展示がありました。 日本では初らしい。機材は残念のがら無く、等身大パネルで誤魔化されていましたが、展示物は手に取る事が出来ました。

 

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CE

カチカチです。なかなか高強度

ナイロン風

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EPU

硬めのゴム風

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FPU

しなやかですが、EPUよりプラ感

PPライク

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RPU

サラサラした手触り、普通の樹脂感があります。ABS風

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艶のある感じですが、靭性はないそう。

形のみ検証用って感じですね。6色あり、調合可能だそうです。

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EPX

剛性のある樹脂、精密な造形でした。

 

この機材はCLIPと言う連続硬化技術を用いて、早く、連続な為造形ピッチが存在しないとの事。

 

なんですが、、XYのの解像度が思いっきり出ており、曲面は特にギザギザしています。解像度は75マイクロメールとの事ですが、見た感じもっと荒そう。

 

光源はDLPのプロジェクター、フルHDでしょう。造形範囲はハガキより小さいので75マイクロメールは妥当そう。ソフトの問題でしょうか。

 

造形速度は断面積と材質によるそうで、エンプラ相当だと30とか40ミリ毎時とのこと。余り速くない印象。高強度の樹脂は粘度が高く、速度が出せないらしいです。最速の条件だと140ミリ毎時の情報までありました。

 

一方、EPXの造形は見事、そのまま使えそうなレベルのコネクタになっています。機械的、シンプルな形は綺麗に出ますね。

 

樹脂の種類も6つあり、特徴が分かれているのでその辺は素晴らしいと思います。会場の配置もキーエンスのアジリスタの横で真っ向勝負な感じです。