前回は脚の強度について検討し、IKEAの製品6本で十分な強度を確認できました。
次は天板の強度を考えます。
天板は12㍉厚 1820*750の構造用合板を使います。もちろん室内で使うのでシックハウス対策のなされているF☆☆☆☆の表記を確認しています。本来は壁下地か床下地に使う材のようですね。
その下に2X4材を目の字に組んで補強を入れます。
強度の検討ですが、脚を6本使うので実質910*750の梁のタワミを考えます。
↓ 200kgf
_________________________
△ △
だいたいこんな感じの支持梁と仮定します。
安全側で考えるので両端は自由に回転出来る形で考えます。
本当は△が脚になります。
この場合、最大応力は12.4MPaです。
また、梁は両側にあるので台の真ん中に置けば半減します。
SPF材の規格下限値は14.7MPa(らしい)ですのでこれも問題ない事が分かります。
次に天板に直接かかる力によるせん断応力を検討します。
極端な話ですが、重量物の脚が紙のパンチのように合板を突き抜けないか・・・という事です。
合板のせん断応力が幾らなのか、、正確な値はわかりませんが複数の合板のせん断応力が書かれた資料を見る限り4MPaを下回る事はなさそうです。
そこで、10mm角の脚一つを仮定します。その場合せん断面の面積は12*10*4=480mm^2となります。従って1920N(196kgf)まで支える事が出来ます。
実際には脚は複数ありますし、10mm角の脚も考えられません。
以上を考慮すると天板の強度と6本脚の選択は合っているように思います。
ということで実際に材料を買い出しして制作にとりかかる事とします。