昨日参加したMAKER FAIRE TOKYO2014では個人でのモノづくりをしている人のお祭りとだけあって様々な物が作製されていました。それらの中で機械加工を行っている物は3Dプリンター(FDM)かレーザーカッターを用いている人が多く印象に残りました。特にFDMは個人での所有の敷居が低いようです。どちらにしてもCNCステージは個人レベルって事なんですね。
色々とお話を聞きまわっていると、3Dプリンター派とレーザーカッター派はそれぞれ相手方のデメリットにネックを感じているようで・・・
https://www.youtube.com/watch?v=EYpt-wKrGg4&feature=youtu.be
3Dプリンター派
・排気が大変
・火事が心配
・レーザーが危ない
レーザーカッター派
・遅い
・汚い
それぞれの機械には得手不得手がありますから個人的には
”どっちも欲しい”
と思うわけです。
さて本題・・・
歯車の切り出しをやってみました。
当面の目的は遊星歯車の減速機を作ることです。
まず、内歯車を作ってみました。こんな奴です↓
外歯車はCADのスクリプトを使えば簡単なのですが、内歯車はないので、
3Dデータを公開しているサイトから取得してCAD上で加工をします。
http://www.tracepartsonline.net/
↓
細かいギアを作るに越した事はないのですが、実際はレーザーの切り代があるので
あまり細かい形状を作ると潰れてしまします。そこでモジュール0.5,0.7,1.0の歯車を作り分けてみました。
・0.5(50T)
・0.7(40T)
・1.0(50T)
モジュール0.5で歯の先端が尖っています。
1.0は良く形状が反映されています。
0.7が限界・・・のような気がします。今後何かを作るときは0.7で設計してみることにします。
ちなみにこの時の加工条件は5mm/sの40%
ついてにモジュール1.0の平歯車も作り、スピログラフにしてみました。