以前書き込んだ安全対策の一環として、TESTボタンを2箇所に分けるとありましたが、TEST SWが基板に半田付けされているので対応が難しい事が分かりました。そういうわけで更に一歩踏み込んで加工エリアの開閉を検知してレーザーの出力をオン・オフできる仕様を追加しました。
中華激安レーザー以外では常識的装備のようです。そりゃそうですよね^^;;
http://www.uesltd.co.jp/laser_machining/safty.html
場所は後述しますが、レーザー作動回路には上位機種で冷却水の流れを検知するセンサーの出力を受けるための端子がついています。私の安機種ではその機能が無いので常時短絡されています。
今回の作戦は、この短絡部分にスイッチを仕込んで蓋が閉まっている時だけスイッチを通電させる形にします。
使用するスイッチはこちら、多分学生の頃に手に入れてすっかり放置していたマイクロスイッチです。持っててよかった(笑)
スイッチを本体に貼り付けるための板と、
スイッチを押すためのカギ形状をそれぞれ作成します。
もちろんこの部材もレーザー加工機でちょいちょいです。
次に配線の準備・・・・
手持ちのリード線の端末をハンダメッキで処理して、また手持ちの熱収縮チューブをかけて負担がかからないようにしました。2本線なので、取り回しが良いようなので捻りを入れています。
蓋の開閉で抵抗値が変わっていることがわかります。
大体、指が入ると開状態になるようにしています。
加工室と基板室の間にはいくらでも穴があいているので、そこから通線をします。
配線は定規で指している所のネジをゆるめてもともとあった短絡用のU字型の配線と入れ替える事になります。
動作実験・・・
加工エリアの蓋をちょっとだけ開けると、、、、
レーザができません。もちろん閉めるとレーザーが出たので、目的の仕様が実現されています。
開放してテスト照射ができないので、位置合わせの微調整が面倒になるのはありますが、そこは安全第一ということで。。。