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宮のレーザー加工所

レーザー加工機・3Dプリンタ・卓上旋盤・卓上フライスなどなど。。趣味で集めた機械での遊びを発信するブログ。工作機械全般の話になってきたので題名変更しました。

デジタルリードアウトの組み付け X軸編

つづいてX軸方向の取り付けです。

まずは、往復台まわりの分解図を眺めてバラシの手順を想像・・・・

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刃物台は一番右に送るとボルトが2本出てきます。これを緩めると上に抜けます。

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X軸は奥側に回し続けると外れます。キリコのガードは外しておきましょう。

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外したX軸にはジブも付いているので無くさないように。

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往復台をベッドから抜きます、手前のボルトを外してエプロンから分離しましょう。

ジブはすこし緩めておくとよいようです。

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往復台が外れたので、どんどん分解していきましょう。

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ハンドルを外して

 

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目盛のリングを外しますが、板バネが入っているのでこれは無くさないように!!

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ベースは穴の奥でボルトで結合されています。

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送りネジを取り外しましょう。

 

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で、DROの取り付けですが、色々考えた結果この様に置くことにしました。いい感じにブラケットを作っていきましょう。

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まずは往復台にブラケットを生やして、DROの端っこを取りつけます。

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DROのセンサー部をX軸側に固定します。場所が無いのでレール側は片持ちで済ませます。

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往復台に無事戻りました。

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キリコガードを取り付けるとレールは長すぎるので、65mm程度カットします。

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カットしても問題ないとは聞いていましたが、、きちんと動作しました。よかった。。

断面はほぼアルミプレートで基板のような物が貼りついています。

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ということでX軸にDROを取り付ける事ができました。

デジタルリードアウトの組み付け Z軸編

動作確認の取れたDROを旋盤に組み付けていきます。意外とDROを取り付ける記事はデジタルノギスを改造するパターンが多いので、今回の記事がこの製品の取り付けの参考になれば幸いです。

①レールの取り付け。

まずは位置合わせをして、組み付け位置の狙いをつけます。

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両面テープで仮止めして・・・

こちらは芯押し台側

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こちらは主軸側

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次にポンチ作業

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穴は電動ドリルで十分あきます。

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タップでM4をあけて

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ネジ留め

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もちろん主軸側もネジ留めします。

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②往復台との結合

 

こんな感じで2つの金具を使ってDROのスライドと往復台を結合します。どちらもホームセンターで200円以下で購入できました。板厚は3.2mmでかなり厚めなので剛性があります。

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大き目のL字アングルに必要な穴をあけて、、、(締めにくいのでキャップボルト推奨)スライド側は3.3mmを通し穴として、水平面になってる所は40mmピッチでM4のネジを切っています。

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細めのL字アングルを皿ネジを使って固定します。

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往復台とボルトで結合すれば完成です。

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③作動確認

といっても暗くて見づらいのですが、、バイトがチャックの先端に当たるとこを0mmとして

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一旦往復台を230mmほど移動させます

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次に元の位置に戻すと-0.01mmを指していました。おおむね満足出来るレベルじゃないでしょうか?

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とはいえ、今のところ往復台の早回しハンドルでの操作が不可欠で、精密な位置合わせが無理な状況です。簡単に0.1mmぐらい動くので。。。

刃物台の縦送りを使うとDROが狂うので使えません。近いうちに親ネジにハンドルを付けてそっちで正確な切り込み量を管理できるようにしたいと思います。

 

今回はZ軸でしたが、肝心のX軸は手つかずです。場所が狭く組み付けには工夫が必要なので良く考えて次回の記事にしようと思います。

デジタルリードアウトの作動確認

早速説明書に書いてあったCR2032を購入しました。

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裏蓋をとって2個入れます

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電池の向きはどこにも書かれていませんでしたが、+の文字が両方とも見えるように入れると動作しました。

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まずは1番左に寄せると0ミリを表示していますとりあえず置いている限りは表示がぶれたりはしていません。

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ノギスでセンサー部分の移動を10ミリ測定しながら表示部を見るときっちり10ミリが書かれていたので、精度はなかなかのようです。

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 反対側まで全部寄せると300ミリほどの表示になりますこれも説明通りです。

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また1番左に戻してくるとゼロになりました。繰り返しの精度も大丈夫なようです。

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こちらのボタンはゼロに戻す時に使います。工作機械では必須ですね。

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まず使いませんがインチ表示をここで切り替えます1番右側は分数の表示になります日本ではなじみのない表記です。

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こちらのボタンはインチ表示の時に 32分の1 64分の128分の1 を切り替えるためのものです。ますます使わない。

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動作確認は取れたので次回は旋盤に固定していこうと思います。まずは簡単なZ軸に取り付けます。

 

 

デジタルリードアウト開封の儀

 旋盤のメモリを目で追い続けるのがめんどくさくなり、いつものアリエクスプレスからデジタルリードアウトを購入しました。送料無料を選択したところ船便になり到着までほぼ1ヵ月かかりました。

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パッケージは思ったよりまとも。

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表面は防水層で

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次は緩衝材で巻いていて、隙間は発泡スチロールで埋められておりなかなか良いパッケージです。

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中身はシンプルで本体と組み付け様のブラケットあと簡単な取り扱い説明書が入っていました。こちらは150ミリのものもう一つ300ミリのものも買いましたが中身は同じでした。電池は入っていないのでベッドCR 2032を 2つ購入する必要があります。動作確認は次回‼️

 

 

スクロールチャックの修理

 

先日ヤフオクで北川のスクロールチャックを買ったのですが、届いてみると残念なことに非常にハンドルが重く、両手で回すのがやっとの状態。

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ただ表面はサビなどもなくせっかくなので何とか使えるようにしたい。

 

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症状としては3つの爪のうち2つが差し込むことができないほど難い状態。特に左下の2番は相当固いようで、ハンマーで打ち込まないと入りません。多分、調整すればスムーズなものになると期待。

 

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 3番の溝に持っていってもやはり入りません。おそらく爪の溝が狭くて、入らないのでしょう。

 

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早速、油砥石を購入しました。

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あっちこっち磨いて、、

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少し入る様になり、、


北川のスクロールチャックのメンテ

 

スムーズに回るように。国産のチャックは中国製とは全然違いますね。ガタが無い。

 

 

 

 

テストプリントを・・・

Spiral vaseの設定を用いてカップをプリントしてみました。

某展示会では「機材の精度の高さがこのプリントを実現している」と某社の説明員に言われたのですが、、、

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結構出来るものです。

 

ただ、左の物は底面が長方形で側面が平坦のせいか、面が波打ってしまっています。一方、右の楕円底の物は綺麗に出来ています。また、側面は一層で層間の結合は弱く簡単に破れてしまうのであまり実用性はありませんね。もともと層間の隙間もあるので水をためるようなことは出来ません。

 

次に、こういうのを作って。。フィラメントを送るチューブを留めておくクリップにしました。設定が詰められていないので糸引きも多くあまり綺麗ではありませんが一発で固定できたので満足です。

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REPRAP Prusa i3向け Sli3r エクストルーダーの設定

設定について覚書を残そうと思いましたが、このサイトの纏まりが素晴らしく、参考にしました。

 

yamanchu.guhaw.com

 

特にデフォルトの設定とここの設定を見ながら進めれば十分だったのですが、いくつか注意点は書き残そうと思います。

 

①GCODEファイルをSDカードから読み込んだ瞬間終了する。

PRINT SETTING>Notes欄への日本語の記述を排除すると解決したので、日本語への対応は出来ないと思います。

 

②ノズル移動時に樹脂の吐き出しが止まらない

Printer SETTING> EXTRUDER1のRecractionの欄でLENGTHを推奨より大きな5mmにすると良い結果が得られました。